finnegan's wake

Emo, PostRock, MathRock的中心

HR/HM~プログレッシヴ、電子音、ポストロック -つまみ食い的音楽の話-

こんばんは。やはり時間がたってしまいましたね。分かってはいました。すぐネタが尽きるということを
あまりこれまで上げた様な雰囲気を持ったバンドはそういるもんじゃない。

少し昔のバンドからお気に入りを少し挙げておくことにする。
まずはSleepyTimeGorillaMuseum。


Sleepytime Gorilla Museum - Widening Eye - YouTube

アルバムの解説がここにいくつかある。
http://enjoy.pial.jp/~chipmunk/SLEEPYTIMEGORILLAMUSEUM.html

そう、どちらかとういうと上に書いてある通り、HR/HM、プログレッシブロック、ヘヴィ・ロックなどに近い。 3ピースのバンドにバイオリンとパーカッションがいるようだ。そしてピエロだ…
しかし、かれらの魅力はそのプログレ系のフレーズのセンスの良さにある(まあ見た目も魅力があるが)。
総じてとても前衛的でジャンルには捕われていないところが良い。Wiedening Eyeの曲中では後半の鬼気迫る、畳み掛けのフレーズはとても前半の不穏な曲調からは想像もつかない。
あと私が気に入っているのは最後の締め(アルバムでは次の曲に繋がっているが)ブリッジをガーっとこすってドンッという終わり。素晴らしい切れの良さ。このバンドはこういう細かいところにセンスが光る。

次は1997という曲。


Sleepytime Gorilla Museum - 1997 - YouTube

あれ?HR/HM、ハードコアの話してる?まあ、聞いてくれ、以前メンバーが言及したAsMeiasだってMesshuggahに影響を受けているんだ。
前半は1番、2番というようにややぶった切り気味のリズムで曲が展開する。この時点でかっこいいのだが、3:00過ぎから始まる間奏に注目してほしい。
単純な3連符から、スタッカート気味、4分、最後に3連符(正確ではない)、終始ドラムの同じリズムの上に乗っかっている。これMeshuggahが良くやるやつだこれ。
意外とこういうのって少ない。あと、このバンドはベースがとても良い。音程のセンスが。大体私が反応する音楽はベースに由来する。

ベースの何がっていうのは掘り下げると大変なことになるのでいつか話す。

そうしてまたもやジャンルが遠くなるが今度は電子音


Lukid - USSR - YouTube

別にポスト・ロックでなくとも、最近では電子音でもポスト・ロック的アプローチはいろいろある。というかそれはAphexTwinから始まるAutechreなどのWARP RECORDSの人たちだ。 どっちが先かはわからない、双方を同時に言及したものはないからだ。
マス・ロック、ポスト・ロックに対してはエロクトロニカ~IDMあたりだろうか。
要するにポリリズムを内包していてある程度エモいフレーズがあって、ちょっと(行き過ぎない、つまり実験的にはならない)前衛的な雰囲気がある音楽だ。

Lukidは恐らくネット・レーベル系の人だろうが、上記の条件が揃っているような気がする。4つ打ちと見せかけて3つなところがまず良い。ちょっとそのままバンドでやってみたいと思った。

大御所のAutechreにもそういう曲はある。後半の活動ははほぼノイズに行きかけてしまったけど、というか音楽を超越し始めてしまったけど、昔の頃の曲にはしばしばエモ的アプローチがみられる。


Autechre, Rae - YouTube

大体こういう音楽はバンドでやろうとするとドラムで詰む、当たり前か…。雰囲気最高。これってエモ+ポスト・ロックじゃないですか。

bandcampで最近買ったやつ

MathRockタグを人気どころからみてって上の方だった。確かに完成度・安定度高い。そこそこ捻ってくるが、もう少し、欲しい、といったところか。
偉そうに言わせてもらうが、元気があって良い!、おじさんはもう疲れました… でもこういうバンド超がんばれということで12$買いだ。

ではまた。